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北京五輪 聖火リレーが抗議活動の標的に (2/2ページ)
このニュースのトピックス:アジア・オセアニア
一方、妨害行為を警戒して、ルートを変更する都市も出ている。サンフランシスコでは観光名所などを巡る当初の計画を断念し、警備のしやすい幹線道路をルートに選んだ。サッカー代表チーム主将が聖火リレー走者を拒否したインドでは、ルートを9キロから3キロに短縮し、妨害行為の機会を制限する作戦をとるもようだ。
「警備はそれぞれの都市の責任で行われる」との立場を示す中国側だが、2012年夏季五輪が開催されるロンドンに対しては「聖火リレーの妨害を阻止できなければ五輪も成功させられない」などと警告して圧力をかけているという。
しかし、「言論の自由」を支持する各都市の立場は明確だ。英BBC(電子版)によると、2000人態勢で警備にあたるロンドン警視庁は、デモ参加者に向けて「合法的に行うならば(デモを)認める」との方針を示した。
合法的なデモは容認し、妨害行為の防止策を講ずるというのが国際ルートの各都市の方針だが、対照的に中国国内では独立運動がくすぶる新疆ウイグル自治区を通過する際の騒乱発生を警戒して、事前に市民らを拘束するなどの動きも出ている。
世界のメディアが関心を寄せる北京五輪の聖火リレーは、人権団体にとって格好の主張の場ともなる。各都市でデモが頻発する事態になれば抗議の火は勢いを増す可能性もある。