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【外信コラム】ベルリン物語 北朝鮮大使館のホステル
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在ベルリン北朝鮮大使館が敷地内の2棟の建物のうち、1棟を簡易ホテル(ホステル)として利用するという記事(21日付)を書いたが、この計画には正直、驚かされた。玄関先に据え付けられた監視カメラは撤去されるのか、国交がない日本や米国の客も宿泊できるのか、就寝中に拉致される危険性はないのか、など疑問は尽きない。
ホステルとなる建物の窓からは、外交事務用の建物の様子をうかがい知ることができる。客が政治的動機をもって長期間宿泊し“監視”することも考えられるが、北朝鮮側は気に留めないのだろうか? それすら気にしていられないほど、外貨を稼ぐ必要性に迫られているのかもしれない。
ホステルは、あのブランデンブルク門の目と鼻の先。宿泊費も1泊20ユーロ(約3000円)と格安なので、世界中の若者らの利用も見込まれる。それだけに、ホステルの経営に際しては政治問題を引き起こさないよう注意してほしい。
ホステルとなる建物の入り口にはすでに、茶色の受付台が設置され、黒光りするグランドピアノも置かれた。館内には5月をめどに「朝鮮料理の食堂もオープンする」(大使館関係者)という。もし取材が可能なら、キムチの味や、異色のホステルの様子などを詳細に報告しようと思っている。(黒沢潤)