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【グローバルインタビュー】「プーチン首相」短命も (3/3ページ)
−−ロシア憲法上、首相は経済・社会領域の政策に責任を負うことになっている。「プーチン首相」はこの任に耐えうるか
「プーチン氏自身が著書の中で『人生というのは、実は単純なものなのだ』と言っている。シロビキ派とプーチン氏に特徴的なのは単純化された世界観であり、彼らは『人生が単純なものなら、問題には単純な解決策がある』と考える。自分たちの方法で問題を解決できないとなると、『敵』を探して責任を押しつけがちだ。シロビキとは、複雑な世界で深刻な問題を解決できない人々である。しかし、首相職というのは、もっと真剣に取り組まないといけないもので、彼は社会・経済領域の仕事には適応できないだろう。これも、プーチン氏が長く首相ポストに固執するとは思えない理由の一つだ」
−−首相ポストというのは権力を保持するうえで“財政基盤”に乏しいようにも思われる。プーチン氏は首相の後に何をするつもりだろうか
「プーチン氏が『スーパー・オリガルヒ』(超・新興寡占資本家)に向けて備えている兆候はある。国営天然ガス独占企業ガスプロムや、(ロシアが創設に向けて動いているとされる)ガス版OPEC(石油輸出国機構)のトップ就任もあり得る。いずれにせよ、何か巨大ビジネスの領域に身を置くように思われる」
−−あなたは以前から民主派政党の「大同団結」を訴えてきた。しかし、リベラル左派の「ヤブロコ」と「右派同盟」の指導者らは反目し合ったままだ
「反政権派が団結し、全力で社会に『選択肢』を示すことが緊急の課題だ。私は今の両党の指導者たちの時代は10年前に終わったと思っている。彼らはその権威を、新しい世代を引き上げるのに使うべきだった。私は若い世代に期待しているし、40〜45歳の世代にそうした人々がいる。ロシアにとって良い方向に作用する要因は2つ。一つは中産階級の伸長で、もう一つは自由を尊重する若い世代の台頭である」
■ゲオルギー・サタロフ氏 1947年、モスクワ生まれ。モスクワ人文教育大数学部卒。同大での研究生活を経て、1990年に応用政治学研究センター「INDEM(民主主義情報)基金」を共同で創設。93年から大統領諮問機関の大統領会議メンバー、94〜97年に大統領補佐官。国家建設計画策定委員会メンバーを経て、現在はINDEM基金所長。2000年に「祖国への貢献」勲章受章。200以上の著作がある。

