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【グローバルインタビュー】「プーチン首相」短命も (2/3ページ)

2008.3.23 13:54
このニュースのトピックスグローバルインタビュー
ゲオルギー・サタロフ元ロシア大統領補佐官(遠藤良介撮影)ゲオルギー・サタロフ元ロシア大統領補佐官(遠藤良介撮影)

 −−2000年時点からやり直そうというメドベージェフ氏の試みが成功する余地はあるか

 「不可能だ。まず、原動力となるべき官僚機構は当時も今も(汚職まみれの)機能不全で、それ以外に依拠するべき(政党や社会団体などの)仕組みはすでに破壊されている。第2に、当時は1998年の経済危機(のどん底)を経て、自由な民間ビジネスが飛躍する余地があり、司法制度も機能していた。石油価格高騰の追い風もあった。こうした環境が今は全くない。さらに、プーチン政権の発足時には大統領の周辺にエリートが結束していたのに対し、今は各派閥が分裂し、権力闘争が危険な水準にまで達している状況だ」

 「メドベージェフ氏はきわめて難しい課題にさらされる。政治制度は破壊され司法制度も機能しない。社会・経済に関する予測も好都合なものではない。彼もしくは側近はプーチン氏もそうしたように、前任者を非難することになろう」

 −−プーチン大統領が首相として実質的権力を保つ一方、メドベージェフ氏も徐々に求心力をつけ、「2重権力」の混乱に陥るとの見方がある

 「スターリンの言葉に『人事が全てを決める』というものがある。メドベージェフ政権発足に伴う人事配置は容易なものではないだろう。プーチン氏にもメドベージェフ氏にも、自分の派閥から人を出そうとする利害対立があり、妥協が不可欠だ。プーチン氏が大統領退任後に首相に就くのは、(首相が政府の構成を提案して大統領が承認する憲法上の定めがあり)共同作業なり妥協をしやすいからにほかならない。逆に言えば、プーチン氏が首相職に長くとどまるとは思えない。したがって、メドベージェフ氏とプーチン氏の対立はあるだろうが、『2重権力』とはなり得ない」

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ゲオルギー・サタロフ元ロシア大統領補佐官(遠藤良介撮影)
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