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【グローバルインタビュー】「プーチン首相」短命も (1/3ページ)
2日投開票のロシア大統領選で圧勝したメドベージェフ第1副首相(42)。プーチン大統領は次期政権で首相に就き、長期にわたって実質的権力を保持するとの見通しが強まっている。ロシア史上異例の「2頭政権」下で、この国はどこへ向かおうとしているのか。エリツィン政権下で大統領補佐官を務めたゲオルギー・サタロフ氏に展望を聞いた。(モスクワ 遠藤良介)
−−メドベージェフ氏は政権内の「リベラル」派として知られ、選挙前には政治・経済両面で「自由」の必要性を強調していた。メドベージェフ次期大統領の下で、プーチン政権に顕著だった国家統制が弱まる“雪解け”は起きるか
「プーチン氏が2000年、大統領に就任した時に意図したモデルは、経済発展のために少しだけ自由を制限する『開発独裁』だった。経済近代化の“突貫工事”のために、体制の引き締めが必要と考えたのだ。しかし、結果として(自由の)制限だけが残って経済近代化は成らず、法制度は破壊されてしまった。今の状況は『警備独裁』と名付けることができる。(経済近代化という)目標はよかったのだが、政権内に『シロビキ』(治安機関出身者などの武闘派)を入れすぎるといった過ちを犯した。メドベージェフ氏とその一派は、2000年の時点に時計の針を巻き戻そうとしているように見える」
−−プーチン氏は「シロビキ」派と「リベラル」派のバランスを取ろうとしていたようにみえるが、当初の路線から外れ、シロビキに傾斜した理由は
「開発独裁の動力となるべきだった官僚機構があまりに汚職まみれで非効率だったため、2002年までには失敗が見えていた。第2に、石油価格の高騰で予算が潤沢になったため、あらゆる問題の解決を先送りすることが許されたことがある。プーチン氏がメドベージェフ氏を後継者に選んだのは、シロビキ派の台頭に自身でも驚いたからだ」

