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【明解要解】「公正さ欠く」批判受ける露大統領選 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:ロシア・CIS
■旧ソ連時代の風習抜けきれず
ロシアで昨年12月に行われた下院選挙と今年3月の大統領選挙について、外国の選挙監視団から「公正ではなかった」との批判が出ている。いずれも、野党勢力の選挙活動が阻害されたのが主な理由だ。地域によっては、与党候補の得票率がほぼ100%を記録するなど不可思議な点もある。投票所では、プーチン政権を支持するボクシング元世界チャンピオンのサイン入り本がプレゼントされるといった例も。こうした背景には、ソ連時代に根付いた独特な選挙の風習がある。(外信部 佐々木正明)
共産党一党支配のソ連時代にも、一応選挙は実施されていた。だが、それは事実上、共産党が推薦した候補者を信任するためのものにすぎなかった。
選挙にあたり共産党は、党に忠実な若者を「宣伝員」に選んだ。宣伝員は各世帯に出向き、候補者を紹介し、党の政策を説いてまわった。「国民の義務を果たそう」と必ず投票に来るよう促し、有権者が担当地区に何人いるかチェックもした。
投票日には、あらかじめ候補者の名前が書かれた投票用紙を箱に入れるだけだった。もし、その候補に反対なら、カーテンで仕切られた部屋で名前に×印をつけなければならない。選挙管理委員は誰が仕切り部屋に入るか常に見張っていた。

