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「スポーツカーからトラックまで」ポルシェ・VW連合 買収防衛も目的か
独高級スポーツカーメーカーのポルシェは3日、独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)株を買い増して子会社化すると発表した。VWも同日、スウェーデンのトラック大手スカニアの子会社化を決めた。「ポルシェ−VW」連合は世界販売台数で650万台、高級スポーツカーからトラックまで扱う巨大企業グループとなる。
ポルシェは最高意思決定機関の監査役会でVW株の買い増しを承認。数カ月間の独禁当局の審査後、認可が下りればポルシェはVW株の保有比率を現在の31%から50%以上に引き上げる。株の追加取得に100億ユーロ(約1兆6000億円)の費用を投じる。
ポルシェ創業者のポルシェ博士は戦前、VWの名車「ビートル」を開発するなど両社のつながりは深い。創業家は今もVWの経営に関与し、2005年には高収益力をてこにVWに資本参加、関係を強化してきた。
ポルシェはVWの子会社化について「目的は世界最強で最も革新的な自動車連合を作ること」(ビーデキング社長)としている。だが、VWを敵対的買収から守ってきた国内法が欧州司法裁判所に違法とされたことが背景にある。ポルシェはVWの環境技術導入や主要部品の共有化を進めており、VWが第三者に買収されると基幹技術の流出が懸念され、それを防ぐ狙いもあるようだ。
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