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露 メドベージェフ氏大統領誕生へ 裏切り恐れるプーチン氏 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:ロシア・CIS
【モスクワ=内藤泰朗】メドベージェフ第1副首相は、プーチン氏の影響力に左右されない独立した“真の大統領”となれるのか−。プーチン大統領の部下として決して野心をみせることなく、忠実に仕えてきた13歳年下のメドベージェフ氏に対して、早くも疑問の声が上がっている。「プーチン氏のかいらい大統領」とも揶揄(やゆ)されるだけに、今後の政策運営は新しい指導者を苦しめることになろう。
プーチン氏は、メドベージェフ氏を“後継”に指名した後、同氏の次期大統領就任の暁には自ら首相に就任する意向を示した。プーチン氏は、今年5月の退陣後も政治的な影響力を行使し続けると宣言した。
さらに2月14日、クレムリンでの4時間半以上にわたるマラソン記者会見では、「メドベージェフ氏が新大統領となったら、その権限についてはお互いに分けることができる」と述べた。具体的にどう権限を分けるのかは言及しなかったが、プーチン氏が、大統領権限の一部を首相に移すことを念頭に置いていることを印象づけた。
ただ、首相の指名権など大統領に強大な権限を与えているロシア憲法でも、それ以下の閣僚人事は首相が行う。プーチン路線の継承を訴え、次期「首相」にプーチン氏をすでに指名したメドベージェフ氏が独自色を打ち出す余地は、それほどないのだ。
これを受け、プーチン翼賛与党「統一ロシア」が支配する下院ではさらに、同国の政治・経済を牛耳る「シロビキ(武闘派)」と呼ばれる治安・保安機関関係者などの人事権も首相に与えようという法案の検討が始まった。中央集権国家では、人事権を掌握した者が、実権を握る。


