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「氷のホテル」が消える? 温暖化の影響じわり (1/2ページ)
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北極圏のスウェーデン北部ユッカスヤルビ村にある人気の「アイスホテル」。ベッドやソファなど宿泊棟は、すべて氷でできているが、地球温暖化による影響がじわじわと出始めている。来年はホテルに気候変動の専門家を集め、北極圏の温暖化対策を話し合う国際会議が開催される予定だ。
▽氷点下5度の室内
1990年開業のアイスホテルは、シーズンごとにデザインが変わる部屋や青みがかった美しい氷が売り物。2006−07年のシーズンの宿泊者数は約2万6000人(うち日本人約1000人)で、前シーズンに比べ10%増加。92室を用意した今季は隣接する暖房完備の約80室を含め、約3万人に達しそうという。氷の教会で結婚式を挙げるカップルも増えている。
ユッカスヤルビ村はキルナ市の東約15キロ。近くを流れるトルネ川から毎年3月ごろ、透明度の高い約3000トンの氷を採取し、冷凍倉庫に保存。11月から大量の雪とともに建設が始まる。
ホテルの中は、外より暖かい氷点下5度。午前零時すぎ、トナカイの毛皮が敷かれた氷のベッドの上に、就寝前に渡された寝袋を置き、中に潜り込んだ。だが顔面を冷気が襲い、寝付けない。
別棟の常温に保たれたロビーに行くと、読書やパソコンをいじって朝を待つ客が4人。英国人観光客は「アイスバーでウオツカを何杯か飲んだけど、それでも眠れなくて」と肩をすくめた。

