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MI6元長官、ダイアナ元妃暗殺説を完全否定
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【ロンドン=木村正人】ダイアナ元英皇太子妃の死因審問で20日、英情報局秘密情報部(MI6)のリチャード・ディアラブ元長官(63)が証言台に立ち、元妃と一緒に交通事故死したエジプト人大富豪の父が唱える“MI6暗殺説”を完全否定した。秘密のベールに覆われたMI6の活動について当事者が証言するのは極めて異例。
エジプト人大富豪、ドディ・アルファイド氏の父で英百貨店ハロッズのオーナー、モハメド氏は審問で、妊娠していた元妃がイスラム教徒のドディ氏と結婚するのを妨害するため英王室上層部が殺害を命令したと改めて主張した。
元長官は、盗聴や尾行などMI6の作戦行動すべてについて英外相の承認が必要とし、交通事故が起きた1997年当時、元妃やドディ氏に関する作戦許可の申請は一切なかったと証言。その上で、モハメド氏の唱える“暗殺説”について「ばかげている」と一蹴(いっしゆう)した。
人気シリーズ「OO7」のMI6スパイ、ジェームズ・ボンドには“殺しのライセンス”が与えられているが、元長官はMI6に勤務した66〜2004年に暗殺が指令された事実はないと断言した。
ディアラブ氏は94〜99年にMI6の作戦部門を率い、99〜2004年に「C」と呼ばれる長官を務めた。