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暴徒2000人、65人以上負傷 コソボで衝突相次ぐ

2008.2.18 09:37
このニュースのトピックス欧州
衝突で傷つき、ベオグラードの米国大使館正面の路上に横たわるデモ参加者( ロイター)衝突で傷つき、ベオグラードの米国大使館正面の路上に横たわるデモ参加者( ロイター)

【プリシュティナ(コソボ)=黒沢潤】セルビア南部のコソボ自治州が17日に一方的にセルビアから独立したことで、セルビアやコソボ内のセルビア系住民地区などで、暴徒と警官との衝突や爆弾事件が相次いで発生し、負傷者も出るなど不穏な空気が漂っている。

 セルビアの首都ベオグラードの米国大使館前には同日夕、コソボを支援する米国に強く反発する約2000人の暴徒が愛国歌を歌いながら集結し、「コソボはセルビアの心臓部だ」などと叫んだ。窓ガラスに一斉に投石し、一部が破損した。暴徒は約500人の武装警官とも激しく衝突し、地元テレビによると65人以上が負傷した。テレビ映像によれば、火器も使用されたもようだ。

 一方、コソボ北部のセルビア系住民が多数住むミトロビツァでは、コソボを暫定統治する国連と欧州連合(EU)の建物に手榴(しゅりゅう)弾が投げ込まれ、爆発した。負傷者はなかった。国連管理の駐車場に置かれていた欧州安保協力機構(OSCE)の車両も爆破された。いずれも、セルビア人過激派の犯行とみられる。

 コソボからのセルビア系住民の難民を支援する団体によれば、コソボ南西部クリナ地区から、ここ数日間でセルビア人100人以上が脱出した。コソボ独立に合わせ、襲撃されるのを恐れての行動とみられる。他のセルビア系住民地区の状況は不明だ。

 コソボのサチ首相は17日、独立宣言をした州議会で、コソボ内のセルビア系住民にも配慮する政策を実行することを約束した。セルビア政府のコソボ担当相も、コソボ内に居住するセルビア系住民の支援に全力を挙げる考えを示した。

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衝突で傷つき、ベオグラードの米国大使館正面の路上に横たわるデモ参加者( ロイター)
アルバニア大使館近くで警官隊と衝突。路上に横たわる負傷者(ロイター)
アルバニア大使館近くでデモ参加者を追う警官隊(ロイター)
アルバニア大使館近くでデモ参加者を追跡する警官隊(ロイター)
アルバニア大使館近くで警官隊と対峙するデモ参加者( ロイター)
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