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【グローバルインタビュー】「ロシアが恐れているのは中国だ」 (3/4ページ)
しかし、爆撃機は旧型で実際的な意味はなく、国内向けの政治的な意味合いが強い。爆撃機の訓練再開だけでなく、欧州通常戦力(CFE)条約の履行停止、洋上訓練の再開、北極点にロシア国旗を掲げたことも狙いはすべて同じだ。大統領選に向けプーチン露大統領は自分の強さを誇示し、国内の年金制度に対する不満などをそらせようとしている。『われわれロシアは西欧の脅しには屈しない。国際舞台に戻った』ということをはっきり示そうとしている」
−−プーチン露大統領は冷戦下の旧ソ連に戻ろうとしているのだろうか
「私は、そうは思わない。ロシアに旧ソ連に戻る意思はない。他の国に比べて国境線が非常に長いロシアのような国では軍事力は心理的に特別な意味を持つ。彼らの最大の関心事はその国境線を防衛することにある。その昔、中国が万里の長城を築いたのと同じ心理が働く。だが、兵力を分析すると、国境防衛は決して保障できない。中国と国境を接する極東では不法移民の流入を防ぐ十分な部隊が配置されていないのが現状だ。極東では状況が改善されることはないだろう。国境があまりにも長過ぎるからだ」
−−では、ロシア軍は張り子の虎なのだろうか
「張り子の虎ではない。ロシア軍は現実に存在するからだ。さらに、これまで以上の投資が軍隊に行われている。進捗(しんちょく)は非常に遅いけれども。装備計画を助ける軍産複合体のリストラが大幅に進み、効率化が図られている。さらに、軍産複合体が生産した武器は資金稼ぎのため輸出されているが、2007年には、これまでは少なかった国内向けの売却がかなり増えた。だが、ロシア政府は収入源の多様化に成功しておらず、石油や天然ガスなど資源輸出に依存する構造は変わっていい。もし、明日にでも欧州がロシア以外から資源を輸入するようになれば、ロシア経済に大打撃を与える。その意味では、ロシアが資源の輸出に失敗すれば、張り子の虎になる可能性はある」
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