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【外信コラム】イタリア便り 猫の日
このニュースのトピックス:欧州
「へー、日本の猫はミャーオと鳴かないでニャーンと鳴くのかい。愛猫の呼び方もミーチョでなくてニャン子だとは驚いた」。猫好きの友人の話は次々に飛躍し、とうとう「猫の日」にまで話題が飛んだ。日本の猫の日は「ニャン・ニャン・ニャン」に語呂を合わせ、2月22日だと聞いたことがある。彼の説明によると、イタリアでも同じ2月ながら17日だという。その理由には驚いた。
私 「ラテン文化圏では17日は忌みの日ではないのかい。ラテン数字で17はVIIXと書くため、アナグラム(文字のつづりを分解して別の文字を作る遊技)でVIXIになる。つまり、私は『生きた』、言い換えれば、『私は死んでいる』の意味になるからね」
友人 「そうなんだ。今から約18年前、猫関係の専門雑誌が『猫の日』制定を呼びかけたら、全国の愛猫家からいろいろな意見が寄せられた。例えば、猫好きで有名なある聖人の祝日の5月26日や春は猫の繁殖期なので、春分の3月21日なども有力だったらしい。だが、結局は君が指摘したような理由で、『猫は7回生まれ変わる』、つまり、『不死身の動物』という俗説に準じて、この日に決まったらしいよ」
数字の語呂合わせでニャンとも簡単に「猫の日」を決めた日本人とは違い、理屈をこねくり回すイタリア人気質の面目躍如といったところだ。(坂本鉄男)