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【地球をどうしますか 環境2008】仏の「環境派」タレント ユロさん (1/5ページ)

2008.2.11 08:09
このニュースのトピックス遺伝子組み換え
3年前から暮らすブルターニュ地方で、地球環境保全へ「即刻、手を打つ必要がある」と警鐘を鳴らすユロ氏(山口昌子撮影)3年前から暮らすブルターニュ地方で、地球環境保全へ「即刻、手を打つ必要がある」と警鐘を鳴らすユロ氏(山口昌子撮影)

 ■小さく脆く…いとしい

 フランスのテレビタレントで、環境派の運動家、ニコラ・ユロ氏の取り組みを紹介しよう。

 メキシコのトルコ石色の河川からグリーンランドの氷山、ジャワ島(インドネシア)やカトマンズ(ネパール)の鋼色の湖。北太平洋のパラオ諸島のクラゲが群生する海底や、水質汚染が著しいインドのガンジス川−。

 フランスの民放テレビTF1の高視聴率ドキュメンタリー番組「ウシュワイヤ」(年に3〜4回放送)が先に、放映したのがこの「水色の宝庫編」だ。深海や上空からの撮影など変化と迫力に富んだ映像で1時間半にわたって視聴者を魅了しながら、「水は命の起源である」とのメッセージを明確に伝え、自然や環境の保護を強く訴えている。

 「当初から一貫して自然がテーマだったが、20年前は僕も若かったし、冒険心も強かったので地球のあちこちの珍しい自然を紹介するという部分が強かった。それが番組と取り組むうちに徐々に、このままでは自然も生態系も破壊されるという危機感が募ってきた。人間が海洋や土壌を開発しすぎてあらゆる生態系を破壊した結果、このままでは世紀末には森林も現在の50%に減少しそうだ。生態系の中に人間が含まれていないとは、言えないはずだ」

 そう語るユロ氏が、今年20周年を迎えた番組の主役だ。企画にはじまり司会もこなす。

 チリのパタゴニアでは氷の割れ目から深度50メートルの深海に潜り、インド洋のマダガスカルでは谷間を何百メートルも宙づりで上昇。ロッククライミングもすればプロペラ機も操縦し象にも乗る。絶滅寸前の野鳥や昆虫、それにエスキモーとの出会い−。

 昨年末に発表された世論調査の好感度では、1位のサッカー元仏代表、ジダン、2位の元プロテニス選手ノアに次いで3位。この数年、常に上位を占める国民的人気者だ。人気の秘密は身の危険も伴うルポをひょうひょうと敢行し、事前の綿密な取材で得た知識を分かりやすく解説するところか。

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3年前から暮らすブルターニュ地方で、地球環境保全へ「即刻、手を打つ必要がある」と警鐘を鳴らすユロ氏(山口昌子撮影)
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