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仏サルコジ大統領、暴動の再発防止策に就職支援や移民制限

2008.2.9 09:04
このニュースのトピックス欧州

 フランスのサルコジ大統領は8日、移民層の市民が多く住む貧困地域の活性化策を発表した。若者の就職支援強化を打ち出す一方、移民受け入れ制限や警察官の増員を盛り込むアメとムチの戦略。都市郊外に広がる貧困地域は2005年秋に全土に拡大した暴動の「震源地」で、事実上の暴動再発防止策と言えそうだ。

 大統領府で演説したサルコジ氏は都市郊外の現状について「住民の権利や(社会進出の)機会がほかよりも劣っている」と指摘。「街をつくりかえよう」と呼び掛けた。

 05年の暴動では移民系の若者に対する就職差別が背景にあった。サルコジ氏はこれを念頭に「3年間で10万人以上の若者を仕事に導く」と表明。政府は職業訓練や就職あっせんのほか、若者の起業支援にも乗り出す。

 また、貧困地域の公共交通の拡充に五億ユーロ(約780億円)を投じるとした。

 その一方でサルコジ氏は治安強化策にも言及。今後3年間で都市郊外の警察官を4000人増員すると説明し「明日から(薬物の)密売との容赦ない戦争を始める」と宣言。「(貧困地域の大半の住民は)少数のごろつきの被害者だ」と強調した。

 さらに、移民の受け入れ数に上限を設ける構想も表明。「(移民はフランスの)文化や価値、法律を尊重しなくてはならない」と述べた。(共同)

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