これほど幻想的な彫刻があるだろうか。ポーランドの古都、クラクフの郊外にあるヴィエリチカ岩塩坑の中、掘り出された岩塩でつくられたキンガ姫の像だ。キンガ姫自身が発見したと伝えられる岩塩坑には、700年にわたってつくられた祭壇やキリストの生涯を描いたモチーフなど多くの作品が残され、1978年世界遺産に。湿気による損傷が危ぶまれ、89年には危機遺産に指定されたが、湿度対策をほどこしたことで9年後、危機遺産から脱した。
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保存状態などが危ぶまれて危機遺産に登録された後、その危機から脱することに成功した世界遺産を紹介します。