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【明解要解】ブレア英前首相、カトリックに改宗 「国教会優先」は時代遅れ? (1/3ページ)

2008.1.9 08:06
このニュースのトピックス欧州
首相退任直前の昨年6月23日に、カトリックの総本山、バチカンで、ローマ法王ベネディクト16世に謁見したブレア氏(AP)首相退任直前の昨年6月23日に、カトリックの総本山、バチカンで、ローマ法王ベネディクト16世に謁見したブレア氏(AP)

 英国国教徒だったブレア前英首相がカトリックに改宗した。同国では19世紀前半までカトリックは下院議員になれず、「カトリックの首相」は過去、ひとりもいない。カトリックと結婚した王室メンバーは王位継承権を失う定めだ。今、何が起きているのか。(ロンドン 木村正人)

 ブレア氏は昨年12月21日夜、ロンドンのカトリック教会で行われたミサで洗礼を受け、改宗した。オコナー枢機卿は「ブレア氏を迎えたことをうれしく思う」との歓迎声明を発表した。

 ブレア氏の家族は、シェリー夫人も4人の子供もカトリック。ブレア氏は首相就任前からミサに出席、英政治史上初のカトリック首相になると、うわさされていた。

 『イギリス政治はおもしろい』の著者、菊川智文氏(英国在住)は「ブレア氏は19世紀後半の大政治家、グラッドストン以来、初めて習慣的に聖書を読む首相だった。信仰心が厚く、本人にミサを受けたい気持ちがあった」と指摘する。

 首相在任中はしかし、カトリックに改宗するわけにはいかなかった。なぜか。

 英首相は国王(現在は女王)の名代として国教会の大主教を任命、主教や主席司祭人事についても国王に助言する。首相がカトリックだと、人事をめぐり要らざる波風を立てかねない。

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首相退任直前の昨年6月23日に、カトリックの総本山、バチカンで、ローマ法王ベネディクト16世に謁見したブレア氏(AP)
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