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【グローバルインタビュー】北極点にソリで到達できなくなる (1/2ページ)

2007.12.24 09:54
このニュースのトピックスグローバルインタビュー
極地冒険家、オウスラント氏極地冒険家、オウスラント氏

 ノルウェーの世界的な極地冒険家、ボルゲ・オウスラント氏(45)は同国の首都、オスロ市内で産経新聞と会見し、「このまま地球温暖化が進めば、夏季にスキーやソリで北極点に到達するのはあと20〜30年で不可能になる。その代わりカヤックで行けるようになるかもしれない」と北極の海氷が急速に融けている状況を語った。同氏との一問一答は次の通り。(オスロ 木村正人)

 −−南極も訪れてはいるが、北極の魅力は?

 「北極は魔法の場所だ。とても美しく、きれいで公害もない。冒険者の私たち以外、そこに誰もいない。しかも時々刻々と潮の流れに応じて氷は姿を変える。だから私は北極に取りつかれた」

 −−世界気象機関(WMO)の観測値によると、北極の海氷の表面積は今年9月時点で、これまで最小だった2005年の水準を23%も下回る428万平方キロとなり、過去最小を更新したが

 「私はノルウェー極地研究所の調査にも協力している。仲間2人と食料などの補給を受けずにスキーで初めて北極点に到達した1990年3〜5月、北極点周辺の海氷の厚さは3メートルほどだった。だが、今年5月には2メートル程度にまで薄くなっていた。単純に考えると、この17年間に30%以上も融解が進んだことになる」

 −−北極の変化を感じたのはいつごろなのか

 「1994年が初めてだった。北極点の周辺で海氷が薄くなっていることに驚いた。最初は興奮を覚えた。融解は年を経るごとに速くなっており、次第にその変化の大きさに恐怖を感じるようになった。この調子で融けると、20〜30年のうちにスキーやソリで北極点に到達できなくなる。今でも夏季は一番陸地に近い海氷までヘリコプターで移動しなければならない状況が出現している」

 −−今年5〜9月の北極冒険はどうだったか

 「国際的政治家で祖国の偉大な探検家フリチョフ・ナンセン氏(1861〜1930年)が北極点に挑みながら、あと少しで届かなかった1893〜96年のコースをたどるのが目的だった。北極圏ロシア領にある『ノースブルークアイランド』と呼ばれる島はこれまで分厚い氷河に覆われ1つと思われてきたが、2つだったことを発見した」

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極地冒険家、オウスラント氏
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