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【音楽の政治学】ユーロビジョン 実力問われる東欧・旧ソ連 (1/2ページ)

2007.12.17 08:33
このニュースのトピックス音楽の政治学

 欧州の歌手やグループが一堂に会して競い合う地域最大級の音楽の祭典、「ユーロビジョン」の選考方法が来年から大きく見直される。東欧や旧ソ連諸国の歌手が電話投票による“組織票”で上位を独占しているという批判が絶えないためで、冷戦後に民主化した“新しい欧州”の国々にとって、実力勝負の厳しい時代が到来しそうだ。

 フィンランドの首都、ヘルシンキで今年5月に開かれた第52回ユーロビジョンでも、セルビア出身の若手女性歌手、マリア・セリフォビッチさんが優勝したのをはじめ、上位10傑に、東欧や旧ソ連諸国から7人の歌手が入るなど、旧ソ連圏出身者の“強さ”が異様に目立った。

 ユーロビジョンは、1956年に始まって以来、毎春催され、過去、「ABBA」(スウェーデン、74年優勝)など人気グループを生み出してきた。冷戦終結に伴い、東欧や旧ソ連の諸国を含む42カ国の歌手やグループも参加するようになり、テレビ視聴者は約10億人に上る。

 それとともに、2001年にバルト三国のエストニア、02年にやはり三国のラトビア、04年にはウクライナの歌手が、それぞれ優勝するなど、旧ソ連圏出身者の活躍が際立ってきた。その背景として、本人の実力もさることながら、恣意(しい)的な電話投票の存在が指摘されて久しい。

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