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アルジェリアの光と影 サルコジ大統領の訪問に同行 (1/3ページ)

2007.12.10 19:09
サルコジ仏大統領の訪問を感激するコンスタンティーヌの女子大学生らサルコジ仏大統領の訪問を感激するコンスタンティーヌの女子大学生ら

 アフリカ大陸第2の大国アルジェリアは、石油や天然ガスなど豊かな資源に恵まれている。一方で、独立から45年たった今も旧宗主国フランスとの間に植民地支配などに対する「謝罪問題」を抱え、イスラム原理主義過激派によるテロとの戦いなどの問題も重くのしかかっている。その光と影をサルコジ仏大統領の公式訪問に同行して追った。

 首都アルジェから西に約70キロの小都市ティパサは4日、早朝から同大統領歓迎のため、仏国旗の三色旗と緑、白の地に赤色の星と月が描かれたアルジェリア国旗で覆われた。赤色はアルジェリア戦争で流れた血の色を意味する。

 『ティパサには神々が住んでいる。そして神々は太陽とアプサン(にがよもぎ)の匂(にお)いと銀色に装甲した海、生成りのブルーの空、花に覆われた遺跡と石の瓦礫(がれき)の間で迸(ほとばし)る光の中で話をしている』。ティパサをこう描いたのは同国出身の仏作家、アルベール・カミュ(1913〜60年)の初期の作品、「婚礼」だ。

 その「婚礼」の『ここで私は栄光と呼ばれるものと際限なしに愛する権利を理解する』という一節に魅了されて、サルコジ大統領はティパサを訪問先に選んだのだとか。

 「アルジェリアは風光明媚(めいび)であるうえ、非常に豊かな国。フランスの石油や天然ガスはアルジェリアから輸出したものが大半」と、歓迎の列の後方で公務員アルゼルさん(45)が自慢した。

 確かに、フランスのアルジェリアからの輸入の95%を石油や天然ガスなどが占め、総額6600億円(2006年)。原油価格の高騰を背景に同年の成長率は4・8%と高い。欧州連合(EU)による中小企業育成も成果を上げているという。

 大統領訪問には、仏経済人150人が同行、仏石油大手トタルや仏ガスなどによる投資契約が調印され、原子力平和利用協力の取り決めが結ばれた。アルジェリアが期待した謝罪はなかったものの、経済分野では「両国とも満足」(仏外交筋)という結果を生んだ。

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サルコジ仏大統領の訪問を感激するコンスタンティーヌの女子大学生ら
アルジェ北部の旧市街カスバの中にある商店

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