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露“スパイ礼賛” 下院選へ愛国心の高揚もくろむ? (1/2ページ)

2007.11.17 19:34
このニュースのトピックス核・ミサイル事情

【モスクワ=内藤泰朗】ロシアのプーチン大統領は、ソ連の原爆開発に大きく貢献し昨年死亡した同国のスパイに、同国最高の栄誉「ロシアの英雄」称号をこのほど授与した。ソ連国家保安委員会(KGB)のスパイだった大統領は、欧米と戦い祖国を守るスパイの礼賛を強めている。来月2日の下院選挙を前に、愛国心の高揚をもくろんでいるようだ。

 歴史家らが「20世紀、最も重要な活躍をしたスーパー・スパイの一人」と呼ぶのが、米国の原爆開発チームに在籍し、原爆開発に必要な極秘情報をソ連に送っていたソ連軍参謀本部情報総局(GRU)の故ジョージ・コーヴァル氏だ。

 「デルマール」というコードネームで活躍したコーヴァル氏についてはこれまで秘密のベールに包まれてきたが、プーチン大統領は今月2日、コーヴァル氏が第二次世界大戦当時、米国の原爆開発チームの内部に入り込んだ「唯一のソ連軍情報将校だった」としたうえで、同氏の情報によって「ソ連製原爆の開発速度がかなり速まった」と称賛。「彼の勇気と特別任務を遂行した勇敢さ」を褒めたたえた。

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