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小沢氏の辞意撤回、英誌もびっくり「異常な、ことの運び」

2007.11.7 22:32
このニュースのトピックス欧州

 【ロンドン=木村正人】英誌エコノミストのコンサルト部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」の世界情勢予測班責任者で、日本の事情に詳しいロバート・ワード氏は6日、大連立構想をめぐる動きと、民主党の小沢一郎代表の辞意表明騒動について「同党内の口論と内輪もめに有権者は何事が起きたのかと驚いたに違いない。大連立の可能性は後退し、焦点は次期総選挙に移ると思う」との見解を示した。発言の要旨は次の通り。

     ◇

 異常な、ことの運びだ。民主党執行部は小沢氏が辞任すると後継者問題を含め厄介な問題のフタを開けることになるので、三顧の礼を尽くして慰留しなければならなかったに違いない。

 長期的にみて小沢氏の指導力に疑問を感じている。小沢氏の政治手法は、密室政治など「田中政治」の中ではぐくまれた古い自民党の体質を引き継いでおり、もはや若い世代の共感を呼ぶことはない。今回の一件で、いくら党内の亀裂を覆い隠そうとしても、大連立をめぐる党内の意見対立を解消するのは難しい。

 自民、民主両党の間で内向きの政争がひっきりなしに繰り広げられる状況は、日本政治の脆弱(ぜいじゃく)さが増していることを物語る。こうした停滞が続けば、日本はアジアでの指導的地位を中国に譲り渡すことになるだろう。

 短期的にみて政治の停滞を打開する最善の方法は早期に解散、総選挙を実施することだが、真に求められているのは政治の地殻変動と再編だ。しかし、それには時間がかかり、決して容易なプロセスではない。

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