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「PKKへの対処なければイラク北部に侵攻」 トルコ首相
このニュースのトピックス:欧州
【オックスフォード(英イングランド南部)=木村正人】トルコのエルドアン首相は22日夜、オックスフォード・ユニオンで講演し、イラク北部を拠点とするトルコの非合法武装組織、クルド労働者党(PKK)について「数日中に期待する発展が見られないなら、われわれの置かれている状況に対処しなければならない」と述べて、米国やイラク政府がPKKの越境攻撃を阻止しない場合、数日中にイラク北部に侵攻する考えを示した。
首相は、軍人の叔父をPKKとの戦闘で亡くしたというオックスフォード大学のトルコ人女性留学生の質問に答え、「これ以上、テロ組織にトルコ兵が殺されるのを容赦できない。忍耐の限界に来ている」として、PKKを放置しているイラク政府を厳しく批判。その一方で、最後まで外交努力を続け、イラク駐留米軍やイラク政府の対応を待つ姿勢もにじませた。
ロイター通信によると、トルコ軍はすでにイラク北部の国境沿いに戦車や戦闘機、戦闘ヘリなど10万人の部隊を展開しているが、首相は講演のなかで、侵攻は国際法に基づく個別的自衛権の行使に当たり、地上部隊による侵攻ではなくPKKの拠点だけを狙って空爆する考えを示唆した。
トルコ政府は、21日にPKKがトルコ軍を攻撃、トルコ兵12人が死亡したことから態度を一層硬化させている。
同首相は23日、ブラウン英首相と会談する予定で、PKKに対処するよう米国やイラク政府への働きかけを要請する。
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