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女性記者射殺から1年 捜査迷走、追悼行事も「弾圧」
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【モスクワ=遠藤良介】ロシア反政権派著名ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさん=当時(48)=が射殺された事件から7日で1年が経過した。この日は国内外で追悼行事が行われ、参加者らはロシアでの報道・言論状況の改善を訴えるとともに、迷走する同事件の捜査に強い怒りの声を上げた。
モスクワ中心部での反政権派による追悼集会の一つには600〜700人が参加。ラジオ報道によると、参加者らは機動隊が取り囲む広場に花束や生前の写真などを持ち寄り、「検閲に反対」「捜査の幕引きは許さない」などと訴えた。この日はパリやローマ、ニューヨークなどでも追悼行事が行われる。
一方、西部ニジニーノブゴロドでは、追悼フォーラムの主催団体が捜査当局の家宅捜索や口座凍結を受けたほか、出席を予定していた外国人5人も拘束されて行事が中止に追い込まれた。団体関係者は「当局の弾圧だ」と憤りの声を上げている。
露検察当局は8月末、事件に関して現役の特務機関員を含む10人の容疑者を拘束したと発表したが、その後に複数の容疑者が釈放されるなど捜査のずさんさが際立っている。米国に本部を置くジャーナリスト保護委員会(CPJ)は「徹底的かつ偏向のない捜査」を求める抗議書簡をプーチン大統領に送った。
その大統領は7日、事件の1周忌には沈黙し、クレムリンに軍幹部などを集めて自身の55歳の誕生日を盛大に祝福。親政権派の官製青少年団体も1万人規模の集会を開いて大統領の誕生日を祝った。
ポリトコフスカヤさんはチェチェン紛争やプーチン政権の人権弾圧に関する報道で国際的に高い評価を受けていた。
