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ユーチューブでヒトラー称賛 ネオナチ映像、独で問題化
このニュースのトピックス:紛争・クーデター・革命
【ベルリン=黒沢潤】米動画投稿サイト「ユーチューブ」に、ナチス・ドイツの“栄光”をたたえたり、異人種間の憎悪をあおったりするネオナチ系の音楽ビデオが投稿され、ドイツで大問題となっている。
特に目立つのは、ドイツの非合法ロックバンド・グループ「ランツァー」の曲を使った私的音楽ビデオ。ヒトラーや部下のルドルフ・ヘスらをたたえるシーンの中で“白人至上主義”を声高に叫ぶ音楽が流され、ネオナチの若者がビデオに登場する。一般には露出が禁じられている同グループのメンバーへのインタビューを聞くこともできる。これまでに、ヒット数が40万回を超えた動画もある。
独公共放送によれば、ドイツの若者保護団体はこれまで、ユーチューブに100回以上も抗議している。ユーチューブは、すでに別の非合法バンド「コマンド・フライスラー」関連のビデオや、ナチス時代の反ユダヤ的映画「ユダヤ人、ズュース氏」の抜粋投稿ビデオを削除した。だが、ネオナチ系ビデオの投稿は相次いでいる。
ベルリン自由大学のハイヨ・フンケ教授(政治学)は地元テレビで、「(ビデオは外国人への)憎悪をあおる。この種の歌は過去にドイツ国内で(異人種を)殺害する“引き金”となった」と警戒を呼びかける。
ユダヤ人中央評議会のザロモン・コーン副会長も「ドイツ政府が直接、何らかの措置を講じることが必要だ」と訴える。
ドイツでは昨年、サッカー・ワールドカップ(W杯)の前後に独在住の外国人が襲撃されるなど、ネオナチ関連の事件が約15%も増加した。
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