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谷牧・中国元副首相 改革・開放支えた知日派 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:中国
【北京=矢板明夫】中国の谷(こく)牧(ぼく)元副首相(95)が死去した。改革・開放に対する初期の反対論を排すとともに、日本や欧米からの資金と技術の受け入れを積極的に推進し、今日の高度経済成長の基礎を作った人物だった。日本の政財界に広い人脈を持つ知日派としても知られた。
1932年に共産党入党。日中戦争中に八路軍の将校として、抗日根拠地づくりなどで活躍した。建国後、済南市長などを経て中央入りし、重工業、機械分野の担当閣僚を歴任した。副首相就任後の78年5月、中国経済代表団を率いて初めて外遊し、フランスなど欧州5カ国を訪問したことが中国の改革・開放のきっかけになったといわれる。
欧州の発展ぶりを目の当たりにして衝撃を受け、帰国後、政治局拡大会議で、外国から資金を借りてその国の工業設備を購入することなどを盛り込んだ「近代化プラン」を提案した。改革派の重鎮、●(=登におおざと)小平氏らの支持を取り付けたものの、提案は猛反対にあった。当時の中国は、毛沢東が推進する「自力更生」路線の影響が根強く残っており、一部の保守派はこの主張を「売国路線」と決め付け激しく攻撃した。
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