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ダライ・ラマ、中国の抑圧政策を強烈に皮肉る
このニュースのトピックス:中国
来日中のチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世(73)は31日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見し、中国の胡錦濤国家主席が掲げる「和諧(調和)社会」の実現について、「全面的に支持するが、真の調和とは武器や金では得られない」と述べ、チベットに対する中国の抑圧政策を痛烈に皮肉った。
ダライ・ラマはさらに、「真の調和、真の友好を解放軍を使って実現しようとするのは誤りである。武装した兵士は恐怖感を(チベット住民に)与えるだけ。調和社会とは尊厳や平等性をもって得るべきものだ」と批判した。
ダライ・ラマは2003年以降、チベット独立を希求する従来の方針を転換し、中国指導部との対話による問題の平和解決を目指す中道路線に転じた。しかし、直接対話は実現せず、「特使による予備協議でも成果も進展もない」(チベット亡命政権筋)。
このため、ダライ・ラマは会見で、「国際社会はチベットへ、そしてウイグル(新疆ウイグル自治区)に行き、真実を見極めてほしい」と話し、国際社会がチベット問題に対する関与を強めるよう強く訴えた。
ダライ・ラマの訪日は今回で13回目。7日に離日してインド・ニューデリーに戻った後、中国が領有権を主張し、中印間の火薬庫となるインド北東部の国境地帯に入る。亡命政権筋によると、訪問目的はアルナチャルプラデシュ州タワンで行う「支持者向けの法話」で、現地入りは10日前後となる見通しという。
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