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【ウイグル暴動】安定“演出”の裏に民族亀裂 三つの疑問 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:チベット
中国新疆ウイグル自治区のウルムチで起きた暴動で、党中央指導部は、事件を亡命ウイグル人組織の扇動によるものと決めつけ、「民族は団結しよう」と呼びかけて安定を“演出”しようとしている。中国の発展を内外に誇示する格好の舞台となる建国60周年を前に、社会の安定は最優先課題だからだ。だが、正常化しつつあるように見える住民の生活は、軍をも動員した力による押さえ込みの結果にすぎず、事件が少数民族と漢族の間に残した亀裂は深い。3つの疑問点を探る。
■死者の民族分類
「死者156人のうちウイグル族は何人か?」。地元の市当局が開いた記者会見で、こう質問しても担当者は答えず、会見は一方的に打ち切られた。
死者の内訳を「調査中」(同市関係者)として公表しないのはなぜか。「大部分は漢族」となれば漢族のウイグル族に対する反感が増幅され、逆に「ウイグル族が大半」となれば治安部隊の「銃撃」による死亡が濃厚になり、治安安定に向けて「民族団結」と訴える政策は根拠を失う。怒りの矛先が政府に向く可能性もあるのだ。
「漢族が90人前後。10人ほどがウイグル族以外で、残りはウイグル族と聞いた」。9日、漢族の病院関係者は取材に対し、死者の内訳をこう打ち明けた。ウイグル族居住区では「頭や胸に向かって発砲され、死亡した人が多い」「足に向けて撃った」などと語った住民は少なくない。
「威嚇射撃ではない発砲をしたか」との問いに、当局は今も正式な回答をしていない。
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