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【ハマー買収】根回し不足? 中国メディアが相次ぎ酷評
このニュースのトピックス:中国
【上海=河崎真澄】中国四川省に本社を置く中小重機メーカー、四川騰中重工機械が米ゼネラル・モーターズ(GM)からスポーツ用多目的車(SUV)のブランド「ハマー」を買収する意向を明らかにしたことに対し、中国メディアはその実現を疑問視する論評を相次いで掲載している。
上海紙・東方早報は、ハマー買収案件について「中国商務省が拒否へ」とする見開き2ページの記事を掲載した。燃費の悪い大型SUV車は省エネ政策に逆行するばかりか、商業的な価値も全くないとの専門家の厳しい見方を紹介している。
国営新華社通信は「蛇が象をのみ込むような消化不良に注意」との見出しでハマー買収を牽制したほか、南方都市報は「ハマーは滅亡する運命の恐竜。中国自動車業界の未来と無関係だ」と酷評した。資本金3億元(約42億円)にすぎない騰中重工による買収は無謀との見方が主流だ。
中小自動車メーカーが林立する中国で、政府は年内に主要10社に統廃合する再編を検討しているが、「ハマーの買収は政府に事前相談なしの想定外の案件だった」(関係筋)という。このため地方企業による根回し不足の独走に不快感を示した中国政府がメディアをあおった可能性もある。
2004年に聯想(レノボ)集団が約13億ドル(約1290億円)で米IBMからパソコン部門を買収した際、中国メディアは拍手喝采で歓迎した。今回、メディアを味方につけられなかった騰中重工は、窮地に陥っているようだ。


