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姉妹の遺灰で芸術作品「命の花」完成 四川大地震
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【北京=野口東秀】ほぼ1年前の四川大地震の折、校舎倒壊で亡くなった当時15歳の双子姉妹の遺灰を使い、「生命の花」と名付けられた作品が「母の日」の10日に完成した。12日から広東省広州市の現代アート展で公開され、作品をつくった芸術家は「子供を失ったすべての母にささげる」としている。
中国各紙によると、制作者は広州の芸術家、舒勇氏で、当時、被災者を哀悼する作品をつくりたいと四川省入りした。亡くなった姉妹の母親と知り合った際、母親は「2人の娘、●(=王へんに奇)●(=王へんに奇)と佳佳は絵を描くのが好きで、もし生きていたらきっと芸術家になったはず」と話した。そのとき、舒氏の考えが決まったという。
遺灰で作品を作りたい−。地震発生から約1カ月後の6月下旬。母親にこう告げたとき、母親は返答しなかった。しかし翌日には同意、遺灰の6分の1ほどをもらい受けた。
作品の作成をめぐっては、「死者を冒涜(ぼうとく)するものだ」などと批判が起き、被災者からも敵視された。それ以上に、自殺も考えた母親の心の痛みの深さに舒氏は「作品をつくるべきなのか」と自問自答し、もらい受けた遺灰は10カ月間保存したままだった。
一周忌が近くなり、「安心してつくってください」との母親の言葉で最終的に作品をつくることを決意したという。作品は、高さ十数センチ、幅が20センチほどで、純白の花びらが仲の良い姉妹のように幾重にも重なり、まさに姉妹の「命」が吹き込まれたかのようにみえる。舒氏は「命の美しさともろさを体現した」と話す。将来、「命の花」は博物館に寄贈されるようだ。
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