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ダライラマ、中道路線堅持表明

2009.3.10 19:50
このニュースのトピックスチベット
9日、インド北部ダラムサラで、報道陣に向かってほほ笑むチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(AP=共同)9日、インド北部ダラムサラで、報道陣に向かってほほ笑むチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(AP=共同)

 【ダラムサラ=田北真樹子】チベット住民が中国共産党の統治に反発し蜂起したチベット動乱の発生から50年目を迎えた10日、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は、亡命先のインド北部ダラムサラで記者会見などを行い、中国からの独立ではなく「高度な自治」を要求する「中道路線」を堅持していく方針を改めて表明した。

 亡命政府が置かれたダラムサラではこの日、主要寺院で行事が催され、亡命チベット人や中国の民主化を求める在外中国人運動家など約3000人が参加した。

 チベット問題をめぐる中国当局とダライ・ラマ側との対話は、国際社会の圧力などもあり、昨年、3度行われたが、昨年11月に決裂したまま。ダライ・ラマはこれについて、「中国政府が適切に対応していないことに失望している」と中国側の対応を批判した。

 また、チベット問題の展望がみえないことに関しては、「われわれは闘争が長期化する場合に十分に備えなければならない」と述べ、教育と専門家育成を重点的に進める考えを示した。

 中国からの報道によると、50年前にチベット動乱が起きた中国チベット自治区のラサでは、入境禁止措置が取られており、外国人観光客などは閉め出されている。治安部隊が検問所を設けるなどして車両や通行人をチェックしているという。周辺のチベット民族居住地域でも警備が一段と強化され、厳戒態勢が敷かれた。

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9日、インド北部ダラムサラで、報道陣に向かってほほ笑むチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(AP=共同)
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