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中国 ダライ・ラマとの会談に過激な反応 背景に国内事情? (1/2ページ)
このニュースのトピックス:チベット
【北京=矢板明夫】7日付の中国の各メディアは、フランスのサルコジ大統領がダライ・ラマ14世と会談したことについて、「思慮のない行動で中国人民の感情を傷つけた」(新華社通信)などといっせいに非難した。この表現は3年前に靖国神社を参拝した際の小泉純一郎首相(当時)に対する批判をほうふつさせる。中国にとって外交の“敵”は日本からフランスに移ったことを印象づけた。
ここ数年、世界中を遊説してチベットへの支持を求めるダライ・ラマに対し、中国は外務省報道官による不快感表明などの形で抗議を行ってきた。しかし、今回のフランスに対する反応は異例の激しさといえる。会談の実施が伝えられると、中国は事前に予定されていた欧州連合(EU)と中国の首脳会議の延期を決めたほか、エアバス社の航空機購入契約の延期も通告した。会談が行われた後、何亜非外務次官はラドゥス駐中国フランス大使を呼び、「両国の協力関係を損なった責任はすべてフランス側にある」と抗議した。共産党機関紙の人民日報は「中国に対する悪意の挑発であり、必ず重い代償を払うことになるだろう」と、フランスに対して経済制裁を加える可能性にも言及した。
フランスと中国は1964年に国交を樹立し、長年、良好な関係を保ってきた。中国がかつてない強硬な態度を示したのは、最近の景気低迷で工場の倒産が相次ぎ、失業者が行政機関などを襲撃する事件が多発している国内事情が背景にありそうだ。
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