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台湾の陳水扁前総統の疑惑捜査で、前総統の長男が出頭、本格捜査へ
このニュースのトピックス:台湾
【台北=長谷川周人】台湾の陳水扁前総統(57)がマネーロンダリング(資金洗浄)容疑などで逮捕された事件で、陳氏の長男の陳致中氏と同氏の妻が14日午前9時半(日本時間同10時半)、台北市内の最高検察署(最高検)に出頭した。検察側は今後、陳一家による不正蓄財疑惑の全容解明を急ぐ。
台湾メディアによると、陳一家は、あまった選挙資金や総統府機密費を海外につくった秘密口座に送金して資金洗浄し、不正蓄財されていたとされる。
これまでの捜査では、金は陳氏の呉淑珍夫人の実兄の持つシンガポールなどの口座に振り込まれ、いったん、タックスヘイブン(租税回避地)となるケイマン諸島や英領ジャージー諸島などに移された。その上で一家は、長男夫婦が呉夫人の指示でつくったとされるスイスの銀行口座に金をまとめ、不正蓄財していたという。
疑惑はスイスの法務当局が台湾側に通報したことなどから発覚し、スイス当局が凍結した長男の口座の預金残高は約2000万米ドル(約19億5000万円)。問題が表面化した今年8月、陳氏は金は機密費などの公金ではなく、企業からの寄付金などだと主張していた。
陳氏はまた、「(海外口座への送金は)今年に入って淑珍(夫人)から聞いて初めて知った」と釈明し、自身の関与を否定している。陳氏の年内起訴を目指すとされる最高検の特捜チームは今後、呉夫人への捜査に着手するとみられ、台湾紙・中国時報は15日に呉夫人も事情聴取する可能性を伝えている。
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