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粉ミルク汚染、中国で不安が広がる 大手メーカーも (1/2ページ)
【莱陽(中国山東省)=矢板明夫】中国で粉ミルクに有害物質のメラミンが検出された問題で19日、中国を代表する大手メーカー伊利などの乳製品もメラミンに汚染されていたことがわかり、全国に混乱が広がっている。スーパーなどはこれらの商品を撤去するとともに、返品に応じるなど対応に追われた。伊利が北京五輪のスポンサーだったため、「発表の時期を(五輪閉幕後まで)わざと延期したのでは」と疑う声も出ている。
中国国家品質監督検査検疫総局の発表によれば、同局が行った緊急サンプル検査では、大手メーカー蒙牛の製品は121回のうちに11回、伊利の製品では81回のうちに7回、光明の製品は93回のうち6回でメラミンが検出された。三大乳製品メーカーのいずれも高い割合で汚染されていたことが判明された。
この発表を受け、国産品に対する消費者の不信がさらに広がった。ネットでもこれらのメーカーや中国当局を批判する書き込みが多く寄せられている。
ミルク汚染問題では19日、江西省で6カ月の乳児が腎臓結石となり7月に死亡していたことが新たに判明し、事件の死者は計5人となった。患者数はすでに6000人を超え、これまでに18人が逮捕された。
中国メディアの報道によると、乳製品に汚染され始めたのは数年前で、搾乳業者が牛乳のタンパク質成分を多くみせるためメラミンを混入したうえ、メーカーに納品したのがきっかけという。
国産品に対する消費者の不信が高まる中、日本のアサヒビールと伊藤忠商事などが山東省莱陽市で設立した乳業メーカー製造の牛乳が19日、初出荷された。
オーストラリアとニュージーランドから輸入した乳牛を使用し、日本とほぼ同じ工程で生産、品質は日本の基準をクリアしているという。




