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中国粉ミルク汚染、故意に有害物質混入? 全国調査開始
このニュースのトピックス:食の安全
【北京=野口東秀】中国で大手メーカーの粉ミルクを飲んだ乳児が相次いで腎臓結石となり、死者も出た。公安当局は故意に有害物質のメラミンを混入させた疑いを視野に入れ、これまでに78人を取り調べた。中国紙によると、被害は甘粛、江蘇、陝西、山東、安徽など約10省に広がっており、当局は全国調査を始めた。大手メーカーでも食品の安全問題が生じたことに政府は衝撃を受けており、徹底した調査をするとしている。
このメーカーは「三鹿集団」(本社・河北省石家荘市)。メラミンに汚染された製品は今年3月から8月5日までに製造されたとみられている。
石家荘市政府は「酪農家から牛乳を買い取る過程で、不法分子が利益を上げるため、水で薄めた牛乳にメラミンを添加した」とみて、公安当局が関係者を取り調べたことを明らかにした。メラミンを添加したのはタンパク質の純度を高くするためとみられる。メラミンは化学工業用物質で、人体の泌尿器系に結石を発生させる作用もある。
昨年、中国から米国に輸出されたペットフードにもメラミンが含まれており、問題となった。
今回の粉ミルク問題では、すでに100人以上が腎臓結石を発症。甘粛省では乳児1人が死亡した。
北京の日本大使館は「現時点で日本に輸出していないという連絡を受けている」としている。中国衛生省は「事件を世界保健機関(WHO)と関係国に連絡した」と発表した。
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