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中国の金メダル大量獲得は「挙国体制」の産物 大学教授が分析 (1/3ページ)
【北京=野口東秀】中国社会問題の研究で知られる北京理工大学の胡星斗教授(経済学)は産経新聞とのインタビューで、中国によるメダルの大量獲得を「挙国体制」の産物と指摘、その選手育成方法について「人道に反する面もある」と批判した。
同教授は一方で、五輪の成功は、中国共産党の合法性を強化し、「中国共産党が(国を)統治する能力があると感じさせた」と述べた。要旨は以下の通り。
高まった自尊心
中国は今年に入り聖火リレー問題などで屈辱を受けてきた。それだけに五輪競技で金メダルを多く獲得し、中華民族の強大さを示す願望があった。その結果、民族の自尊心と尊厳を高めた。
中華民族はメンツを重んじ、自尊心の非常に強い民族だ。中国人は米国とだけ自国を比較したがる。米国を超えることこそ目的であり、他の国は関係ないのだ。それだけに(米国を上回る)金メダル量産は中国人の栄誉心を満足させている。
1984年、中国が五輪で初めて金メダルを取って以降、中国人はスポーツ強国の夢を見続けてきた。
79年から80年代にかけ女子バレーの大会で中国が王者日本を破って金メダルを取ったとき、デモ隊が出たほど歓喜の嵐が中国を覆った。外国人には理解できないだろう。民族精神の体現だったのだ。
しかし一方で、五輪は多くのものを犠牲にした。巨額の資金が投入され、自由が犠牲になり、厳格な管理が導入されるなど国民の生活に影響を与えた。いたるところ警察官と腕章をつけた地域の治安ボランティアだらけだ。しかし皆、五輪を支持しており、こうしたことは忍耐の許容範囲だ。
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