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【伊藤正の北京奥運考】偽善のマナーは続かない (1/3ページ)
このニュースのトピックス:五輪の中国
どの競技会場でも、中国選手を応援する「チアヨウ(加油=がんばれ)、チアヨウ」の大合唱が起こる。とりわけすさまじかったのが11日夜のバドミントン女子ダブルス準々決勝、「オグシオ」こと小椋久美子・潮田玲子組と于洋・杜●(=女へんに青の月が円)組の日中戦だった。
ほとんど絶え間なく「チアヨウ」が会場の北京工業大学体育館を揺るがし、中国チームにシャトルが移ったとたんに「シャー、シャー!」の連呼に変わる。「射」(打ち込め)の意味だが、似た音の「殺」(殺せ)と聞こえた。
一方的な大声援に気押されたかのように、オグシオは精彩を欠きイージーミスを連発、大差でストレート負けした。この試合をテレビで見ながら、かつて「卓球ニッポン」を築いた故・荻村伊智朗氏の言葉を思いだした。
1950年代半ば以降、日本は卓球王国の名をほしいままにしていた。男子は世界選手権で54年大会から団体戦5連覇、シングルスも荻村氏と田中利明氏が各2回世界チャンピオンに。女子も団体戦4連覇、シングルスも3連覇していた。
61年に北京で開かれた第26回世界選手権で、「前陣速攻」の荘則棟氏が日本勢を打ち破ってシングルスで優勝、団体戦も制した(これを含め荘氏は3連覇、男子団体も3連覇)。
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