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テロ発生地から見た五輪 ルポ「抑圧」への憎悪、玉砕覚悟 「何が五輪だ。人権ない」 指導部ー見えない敵との「戦争」 (1/3ページ)
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【クチャ(中国新疆ウイグル自治区)=野口東秀】公安(警察)局など10数カ所に対する連続爆破事件から一夜明けた11日、ウイグル族の間では、政府や公安当局によるウイグル族抑圧が事件の背景にあり、玉砕覚悟の攻撃も「起きて当然」との声が多い。北京五輪に対するしらけた空気がウイグル族の間に蔓延(まんえん)しており、現地では一切、五輪を歓迎するスローガンを見ることはなかった。北京では平和の祭典、五輪が開かれているが、胡錦濤指導部は、漢族支配に反発するウイグル族との「戦争状態」に突入しているかのようだ。
「漢族とウイグル族の関係はまあまあだったのに。腹が立つやつらだ」
ジュースや果物などを売る漢族の商店主(40)は、爆破で破壊された店内を片づける作業中、こう怒りをぶつけた。
クチャ県内はあちこちに銃痕や容疑者自爆の跡が路上に鮮明に残る中、警官が街を巡回し、緊張した雰囲気が漂う。中心部の商業施設「華琳商場」。1階部分はシートがかぶせられているが、中に入ると玄関が爆発で変形していた。表通りに面した窓ガラスは粉々だ。
爆破された美容院が入居するビル前で、漢族の男性は容疑者が多数射殺されたことについて「共産党が反撃し、テロリストをつぶした」と顔を紅潮させた。このビルでは「オートバイに乗った男が40キロの爆薬を投げて爆破させた」という。公安局もガラスが割れた。
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