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手抜き工事の実態 現場監督ネットで証言 四川大地震 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:四川大地震
【上海=前田徹】四川大地震で倒壊が目立った小中学校校舎などの手抜き工事がクローズアップされる中、手抜きぶりについての証言がネットに登場した。中国当局は被災状況についてこれまでにないオープンな姿勢を保ってきたが、手抜き工事追及とともに政府批判へと拡大するのを恐れたためか、規制メディアではその後、追及報道は差し控えられていた。ネットはその合間をかいくぐった格好だ。
ネットに現れた手抜き情報で特に注目されたのが「天涯」と名付けられたブログに登場した「北川劉漢希望小学校はなぜ倒壊しなかったか」だ。
このブログでは、周辺がすべて倒壊、奇跡のように残った劉漢希望小学校を10年前に建設した現場監督にインタビューしている。ブログはわざわざ監督の所在地を突き止めて匿名を条件に手抜きをどう防止したかを聞き出している。
それによると、希望小学校というのは企業や篤志家の寄付で建設されるが、この現場監督は請負業者ではなく寄付企業からの派遣だった。これが地方ではびこる公共工事の手抜きのメカニズムから逃れる一歩となった。
例えば、セメントに大量の土や石を混ぜることで強度を犠牲に工事費を安くしたり、工費費の一部を地方政府担当者が着服し、その結果、業者が材料費を節約するという悪循環などだ。監督の証言は手抜きメカニズムが長い間、慣例化していたことを示している。