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四川大地震ルポ パンク寸前の病院駐車場や通路にもベッド 過労で死亡の医療スタッフも

2008.5.23 09:46
このニュースのトピックスカメラが捉えた瞬間
成都市児童病院には重症の子供たちが多く入院している。腰を骨折し身動きが取れない子供も傍らで小さな赤ん坊の笑顔が見れた=21日午前、中国・四川省成都市(山田俊介撮影)成都市児童病院には重症の子供たちが多く入院している。腰を骨折し身動きが取れない子供も傍らで小さな赤ん坊の笑顔が見れた=21日午前、中国・四川省成都市(山田俊介撮影)

 【成都(中国四川省)=野口東秀】数十人の医師、看護師が救急入り口で待ちかまえる。数分ごとにサイレンを鳴らした救急車で、周辺各地から負傷者が運ばれてきた。

 成都市内最大の四川大学華西病院。苦痛に顔をゆがめた高齢者が、駐車場の空きスペースに設置された“緊急治療室”に運ばれた。

 そこも瞬く間にけが人で埋まっていく。「もっと急いで!」と声が飛んだ。

 救急病棟の入り口のホールも寝かされたけが人が並ぶ。「これでも搬送は減ってきた。百数十人だろう。おとといは200人を超えた」と外科医。●(=さんずいに文)川県、綿竹市…。名前と負傷地などを記録する係員のノートはすぐに次のページに移っていく。

 同病院の入院棟には地震の負傷者だけで1000人以上が入院する。病室は満杯状態で、廊下にもベッドが並び、患者が点滴を受けていた。

 地震発生から23日までに同病院に搬送された負傷者は約2000人。「あらゆる空間を使って治療している」と同病院宣伝部の姜賢飛氏は話す。什■(方の右にオオザト)市紅白鎮で216時間ぶりに救出された38歳の女性も21日に同病院に搬送された。

 地元テレビは「成都市内の医療施設は飽和状態」と伝えている。ある病院では過労で死亡する治療スタッフも出たほどだ。

 このため、数百キロ離れた重慶市や西安、広州など他の省市に100人単位で負傷者が運び込まれている。政府は負傷者を他都市に搬送するためチャーター機6機を新たに投入したほか、臨時列車も運行させるなど、対応に追われている。

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成都市児童病院には重症の子供たちが多く入院している。腰を骨折し身動きが取れない子供も傍らで小さな赤ん坊の笑顔が見れた=21日午前、中国・四川省成都市(山田俊介撮影)
成都市児童病院には重症の子供たちが多く入院している。苦しそうな表情を見せる少年と見守る母親=21日午前(山田俊介撮影) 
21日、成都市児童病院には重症の子供たちが多く入院している。右足を失った少年と心配そうに見守る母親(山田俊介撮影)
21日、成都市内にある華西病院は4300ものベッドがあるが、部屋に入りきれずに通路で治療していた(山田俊介撮影)
成都市内にある華西病院は4300のベッドがあるが、入院患者が部屋に入りきれずに通路にベッドを出し受け入れている。取材中も次々と怪我人が運ばれてきた=中国・四川省成都市 (撮影・山田俊介)
部屋に入りきれずに通路にベッドを置いて寝かされる入院患者ら=中国・四川省成都市の華西病院(山田俊介撮影)
成都市児童病院には重症の子供たちが多く入院している。次々と外来患者が訪れていた=中国・四川省成都市(山田俊介撮影) 
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