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馬氏、台湾総統に就任、中台対話の再開を呼びかけ (1/2ページ)
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【台北=長谷川周人】3月の台湾総統選で勝利した中国国民党の馬英九氏(57)が20日、台北市内の総統府で宣誓し、台湾の「第12代中華民国総統」に就任した。今後4年間の施政方針を示す就任演説では、「『3つのノー』(統一せず、独立せず、武力行使を許さず)」との考えを確認した上で、中国の胡錦濤国家主席に対し、1999年から中断した中台対話の早期再開を呼びかけた。
約30分間の演説で馬総統は、馬英九政権が台湾の独自防衛力を整備する意志があることを強調。その一方、軍事、外交で中台が対立関係にあることについて、「和解、休戦すべきだ」と述べて中国の軍備拡張と外交圧力を牽制(けんせい)、同時に台湾の尊厳を尊重するよう訴えた。
馬総統はまた、「中華民国」との表現を9回にとどめたが「台湾」は50回に近く、社会に浸透する「台湾人意識」を強く意識する姿勢をにじませた。国共内戦に敗れ、逃れた台湾で一党独裁体制を敷いた国民党の歴史を振り返り、「台湾社会が戦後の新移民を義をもって包んだ」と台湾人の寛容性に触れ、言葉を詰まらせる一幕もあった。
国民党の政権復帰は8年ぶり。就任演説が行われた祝賀大会には、事前に欠席を通知した李登輝元総統夫妻も姿を見せ、会場最前列の馬総統と蕭万長副総統の脇に座った。一方、2期8年にわたり総統を務めた民主進歩党の陳水扁氏は政権交代を受け、初の「台湾人政権」に幕を閉じ、馬総統に見送られ総統府を後にした。


