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馬英九氏が台湾総統に就任 「中国との統一協議には応じず」 (1/2ページ)
【台北=長谷川周人】3月の台湾総統選で勝利し、8年ぶりの政権奪還を果たした中国国民党の馬英九氏(57)=写真=は20日午前(日本時間同)、台北市内の総統府で宣誓し、台湾の第12代中華民国総統に正式に就任した。今後4年間の施政方針を示す就任演説では、任期中に中国との統一協議には応じないことを確認し、中台両岸の関係改善を呼びかけた。
21発の礼砲に続いて約30分間にわたった演説の冒頭、馬総統は「台湾はアジアと世界における民主の灯台であり、中華民国はすでに国際社会から尊敬を受ける民主国家だ」と強調。さらに米国と連携を強化し、自らが掲げた「3つのノー(統一せず、独立せず、武力行使を許さず)」の理念に立ち、経済分野で中台の相互補完関係を構築して「新たな1ページを開く」と述べた。
国共内戦に敗れて台湾に逃れた国民党史を念頭に「戦後の新移民は台湾から恩情を受けた」と述べたときには言葉を詰まらせ、台湾語などを交え「台湾精神」の高揚を訴えた。
これに先立つ宣誓式で馬総統は、「中華民国」の国父・孫文の肖像画と「国旗」(青天白日満地紅旗)に向かい、右手を高く挙げて宣誓文を朗読。政権交代を象徴する重さ3キロを超える2つの「総統印」を受け取り、劉兆玄・行政院長(首相)への任命書に署名、新しい行政院(内閣)を発足させた。
政権交代を受け、2期8年にわたり総統を務めた民主進歩党の陳水扁氏は、初の「台湾人政権」に幕を閉じた。陳氏は、陳唐山・国家安全会議秘書長らとともに総統府入りし、就任宣誓を見届けた後、馬総統らに見送られて総統府を後にした。
宣誓式後、就任演説を行う祝賀大会は、総統府前広場で行われるのが慣例だが、馬総統は台北市長時代に自らが手がけた市内の総合スポーツ施設、台北アリーナ(1万5000人収容)に移した。




