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【記者ブログ】四川大地震17日 福島香織 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:福島香織の北京特派員記者ブログ
■おから工事、海外救援の受け入れのおそさ、次ぎに中央の緊急対策費や義捐金の横領(唐山地震のときもあり、後にニュースになりました)、あと被災者の生活支援のおくれ、不平等、疫病(四川の夏は高温多湿、もともと疫病が流行りやすいので殺菌作用のある唐辛子を大量にたべるようになりました)。治安の悪化、物資の奪い合い(?)。よほどうまく迅速に、被災地の対応や支援を行わねば、そういった懸念が、こんご新たに発生したり、発覚してくるのではないか、と思われます。
■さらに、全国的な影響をみると、中国全体をおそうインフレ、異常気象による農産物収穫減少(北京が今の季節、薄手のコートがいるくらいさむいなんて異常!)、穀物備蓄の不足。北京市民には「五輪をやることで被災地を励ませる」なんていう人がいますが、それは被災地で復興のめどがたち、一筋でも希望がみいだされる状況であるという条件が必要です。被災地で人々が飢えや病気で苦しんでいるときに、五輪でお祭り、という気分ではないでしょう。今のところ、開催を延期するといったことはありえない、としていますが、あと2カ月あまり、中国にとっては正念場となりそうです。
■大震災の救援活動には、各国が経験を積み重ねてきた、ノウハウというものがあります。阪神大震災のとき日本の対応は、きわめておそまつでした。そのとき、私たちは米国のロス地震で活躍したFEMAの危機管理、救援活動と比較、検証して、日本政府を批判しました。日本の震災危機管理はそのご飛躍的に改善され、新潟中越地震などでいかされていった。今回の中国の地震についても、わたしは初動の問題点が多いと思います。そして、今後あかるみにでてくる問題も。