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日本の援助隊が母子の遺体発見 四川大地震
【青川(中国四川省)=野口東秀】日本から派遣された国際緊急援助隊は四川省広元市青川県で16日夕から始めた救助活動を徹夜で続け、17日午前7時20分(日本時間同8時20分)、病院の倒壊現場で行方不明となっていた母子2人を遺体で発見した。活動現場周辺の建物はほとんど全半壊しており、緊急援助隊は今後、分散して他の現場での作業も行う。地元住民からは救助活動に対する感謝の声が多く上がっている。
緊急援助隊が救助活動をしているのは漢方病院の6階建て宿舎の倒壊現場。発見されたのは、宋雪梅さん(28)と生後2カ月の宋さんの娘で、宋さんは娘を抱きかかえるようにしていた。宋さん親子は宿舎2階に住み、娘と脱出しようとしたものの一瞬のうちに宿舎が崩壊したとみられる。死因は圧死だった。
病院宿舎では地震後、12人ががれきの下に閉じ込められ、当初は中国人民解放軍が救助に当たり、9人の遺体を発見。緊急救援隊が作業を引き継いだ。31人で構成される第1陣は3小隊に分かれ、2時間交代でがれきの除去などを続けてきた。
緊急救助隊は発見した宋さん親子の遺体に全員で黙祷(もくとう)をささげた。宋さんの母、張香玲さん(55)は「かわいい娘だった。初めての孫だったのに」と泣き崩れ、宋さんの夫、黄力さん(28)はじっと耐えていたが、こらえきれずにほほには涙がつたった。
緊急援助隊の活動についてテレビやラジオ、新聞が取り上げるなど住民の関心は非常に高い。多くの住民が「外国の中で最初に来てくれたのが日本からの救助隊だ」と感謝の声を口にし、日本政府が多額の援助金を拠出したことについても謝意を表した。
家が半壊して路上生活を余儀なくされている何光敏さんは「心より感謝したい。徹夜で活動してくれたと聞いている。日本との関係が永遠に友好関係であればと願う」と親指を突き立てた。何さんの家は病院宿舎の倒壊現場から車で数時間という山奥で、周辺では小学校の児童約300人が生き埋めになったままになっているという。



