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WHO加盟求める 台湾の医療・衛生関係者 (1/2ページ)
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何とか世界保健機関(WHO)に加盟したい。正式加盟が無理なら、せめて総会にオブザーバーとして参加したい−。2003年にSARS(重症急性呼吸器症候群)で多数の死者を出した台湾の医療・衛生関係者は、近隣地域での鳥インフルエンザの発生状況を注視しながら、WHOとの連携を切実に願っている。台湾当局の招きで台湾を訪問、関係者から話を聞いた。(台北 辻田堅次郎)
「台湾のWHO加盟を訴えるため(総会が開かれる)ジュネーブには11回行った。目的を達成するためジュネーブには何度でも行く」。台湾医界連盟基金会の呉樹民会長は台北市内の事務所で、加盟へ向けての熱い思いを語った。
しかし、そもそも、なぜ台湾はWHOに加盟できないのか。台湾は2300万の人口を抱え、生活水準は先進国並み。医療分野では開発途上国に医療チームを派遣し、医療環境の改善を進めるなど国際貢献も行っている。台湾の医療関係者は、台湾がWHOに加盟すれば、もっと国際貢献ができると自信をもっている。
台湾がWHOに加盟できないのは、中国が反対しているためだ。なぜか。台湾が国連、あるいは国連の専門機関であるWHOに加盟すれば、台湾が国際的に「国家」と認められることになるからだ。中国は台湾を「中国の一部」と考え、台湾の独立を警戒しているだけに、台湾が「国家」と認められることは我慢できないのだろう。
しかし、だからといって台湾として、WHOに未加入のままでいることもできない。
WHOに加盟していないと、感染症などに関するさまざまな情報を素早く入手できないからだ。これが対応の遅れにつながる。台湾がそれを痛感したのは2003年にSARSが流行したときだ。