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四川大地震 成都市民の表情余震で眠れぬ夜過ごす不安と疲労がピークに
【成都=矢板明夫】中国・四川省大地震から4日目の15日朝、同省の省都・成都市内の高架橋の下や公園などで、余震のためにいまだに家に戻れない家族連れの姿が多く見られる。情報が不足しており、天気も冷え込むなか、不安と疲労がピークに達している。ある男性は「政府やマスコミの関心は震源地にいってしまっており、成都市民のことが忘れられている」と不満を口にした。
同市中心部にある人民公園。芝生や道路脇などに布団を敷き、家族で肩を寄せ合って朝を迎えた家族連れの姿は少なくとも数百組確認できた。ある中年男性は「自宅の壁がひび割れし、いつ倒れるかわからない状態だ。余震が続いているため夜は怖くて家に戻れない」と野宿の理由を説明し「うちの場合、テントを入手できなかったので、雨が降れば傘を差してしのぐしかない。老人も子供もいるので、病気がとくに心配だ」と話している。
市内の小中学校やほとんどの会社が地震のため、休みとなっている。休業しているスーパーマーケットや商店も多く、生活必需品も不足している。
市民たちは公園でトランプやマージャンなどをして時間をつぶしている。唯一の情報源はラジオだが、「避難生活に必要な情報は少なすぎる」と市民たちは口をそろえる。
「国の指導者が現地に入ったとか」「全国で寄付がたくさん集まっている」といった報道がなされるなか、「テント、食料などはどこで手にはいるのか。余震のなどの情報はどこで教えてくれるのか。こちらの方が重要だ」などとある若い女性が不満気に話していた。


