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遅れる救援 支援届かず 四川大地震 (2/2ページ)
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倒壊しがれきの山となった病院前。門は数十人の兵士が封鎖している。「父が入院していたんだ。もう3日目だぞ!」。梁勇さん(37)はこう叫んで他の家族らと一緒になって、兵士に食ってかかった。進まない救助に家族らの怒りとあせりはつのる。
震源地のアバ・チベット族チャン族自治区●(=さんずいに文)川県の救援活動は14日朝、ようやく本格化した。人民解放軍兵士と武装警察部隊の救援隊が3カ所から徒歩で向かい、13日深夜、ようやく到達した。隣の理県には軍と救急隊が32キロを6時間かけて到着した。都江堰と●(=さんずいに文)川をつなぐ道路は70%が破壊され軍用車両が使えなかった。降り続く雨、山岳地域特有の気流の悪さで軍用ヘリも近づけなかった。
救援の遅れには、中央の初動体制に問題があったことも指摘されている。14日付の中国紙「21世紀経済報道」によると、地震直後、当局は国家2級災害救援応急体制を発動し、その8時間後にやっと1級へと引き上げた。判断を誤ったのは、国家防災主任の回良玉副首相が外遊中で不在だったためという。党中央政治局常務委員会が開かれ、温家宝首相をトップとする救援態勢が整ったのは12日深夜だった。
王振耀・民政省救災救済局長は13日の記者会見で、救援が遅れている理由について、「被災人数が多すぎる。一つの村の被災規模が年間の被災規模に相当し、物資の調達も困難だ」と訴えた。