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遅れる救援 支援届かず 四川大地震 (1/2ページ)
大地震の発生から3日目を迎えた被災地では、予想を超える被害の大きさに救出活動が間に合わず、被災者らは不安な時を過ごしている。救援物資は徐々に届き始めたが、被災者数が多いため、飲料水や食料の不足が深刻化。一向に支援が進まないことに、現地では不満の声があがり始めている。(都江堰市=中国四川省 野口東秀、北京 福島香織)
「1人1本しかミネラルウオーターをもらえなかった。山に入って水をくんで運んでるんだ」
無傷の建物はないほどの都江堰市。街中が、被災者らが野宿するテントなどで覆われ尽くされている。各地からの救援物資が被災地に届き始めたが、水や食料、医薬品は被災者の手元には行き渡っていない。
「水の確保が一番困っている。野菜や調味料は家から持ち出したが、もう尽きたよ。米だけはあるから、明日はおかゆだけかもしれないな」
住んでいたマンションに亀裂が入り、余震で家に戻れない男性(36)は、路上で家族と一緒にテント暮らしだ。レンガを土台に薪で米を炊いていた。
同市内を含め、給水車や食料配布トラックなどが巡回している。学校の校庭では1日3回、食料を配布していた。市内のはずれには各地の企業や個人が寄付した水やラーメンなどの救援物資が大量に積み上げられている。「救援地震は非情だがわれわれには情がある」。こう書かれた横断幕を張った車が続々とその一角に物資を運んでいた。
しかし、それが路上生活の住民に十分に行き渡っている様子ではない。「毛布が欲しい。野菜、薬が欲しい」。被災者は口々に話した。
一方、北京から12日夜、成都に214人のレスキュー隊が入ったというが、あちらこちらの倒壊現場で、最新の探知装置を備えた彼らの姿を見ることはほとんどない。目にするのは、スコップで、がれきを取り除く兵士の姿やショベルカーだ。
都江堰市内の倒壊した複数のマンション現場では14日、住民が「今日、ようやく兵士が来た」と話した。