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【記者ブログ】北京、揺れましたよね?地震情報随時更新 福島香織 (4/4ページ)
■私の友人で、重慶市から北京に出稼ぎにきている妹分に電話をかけたところ、「電話が通じない」と不安そうにしていました。その後、安否が確認されましたが、自分の知り合いやその家族が被害に巻き込まれたかもしれない、と思うと人ごとでなく胸がつまります。
■四川省以外での人的被害は、陝西省61人死亡174人負傷。甘粛省180人死亡(13日午前零時)、雲南省通昭和区1人、重慶50人死亡。人死亡590人負傷(午後4時)。この地域では6000以上の家屋が全壊して2・1万戸が半壊。重慶7人死亡(午後10時半)といったかんじです。被害の中心は、北川、都江堰、そして状況が不明の?川でしょうか。
■アバ・チベット族自治州は、3月、4月とチベット族のデモ弾圧の嵐が吹き荒れた地域。そこで、またもやこんな試練にさらされるとは。現地はチベット族、漢族、チャン族、回族が混在する地域だそうですが、救援活動の過程で、民族上のトラブルが起きないことを願います。おそらく北京五輪開催には影響をあたえるようなものではないでしょうが、北京五輪が過去まれにみる試練の多い五輪だなあ、と感じざるを得ないです。
■いずれにしろ、リアル阪神大震災経験者(被災はしなかった。奈良住民だったから)としては、あの悪夢のような震災を思い出し、肝の冷える思いです。四川省は地震の多発地域で、M7以上の地震はだいたい11年周期でおこる、といわれていました。ただ、ここのところ30年あまりはこの地域でM7以上の地震はおこっていませんでした。前におきたのは、1973年2月6日の炉霍地震(四川省甘孜チベット族自治区、M7・4?)。このときの死者は政府発表で2200人でした。今回は、それを上回る被害です。人的被害の数でいえば阪神大震災をすでに上回っています。
■今年2月28日に、チベット族地域の四川省康定県でM4・7の地震が久々におこりました。人口密集地域ではないので、広範囲の停電など約4000人が被災という、中国的規模からいうとたいした被害ではなく注目されませんでしたが、そろそろ、青藏盆地と四川盆地のつなぎ目下あたりに圧力がたまり始めているのかもしれません。四川省アバは、3月、4月とチベット族のデモのひどい弾圧が頻発した地域ですが、このうえ大地震が襲うとは、自然災害とはいえ、同情に耐えません。救援、医療支援、生活支援、復興支援と段階に応じた国際協力が必要となってくると思います。こういうとき、経験豊富な日本は、頼りになると思わせたいね。もっともこれで、毒ギョーザ問題やチベット族デモ鎮圧による反感が帳消しになるとは思われると癪ではあるけれど。それはそれ、これはこれ。
■というわけで、余震があるかもしれませんから、中国在住の方、とくに四川、重慶、甘粛、青海、雲南あたりにお住まいの方は、本棚や洋服ダンスなどのおおきな家具のそばや、電灯の真下などで寝ないように気をつけてください。
<2008/05/12 16:03>
▼「福島香織」の記者ブログ<北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ)> http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/
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