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鳴り止まぬサイレン、大半の住民が野宿で夜明かし 被災地ルポ

2008.5.13 09:15
このニュースのトピックス中国
四川省都江堰市の地震で倒壊した中学校で、負傷者の手当をする人たち(ロイター)四川省都江堰市の地震で倒壊した中学校で、負傷者の手当をする人たち(ロイター)

 【四川省綿陽市=野口東秀】中国南西部・四川省を震源とする12日の地震で、最も深刻な被害が出た綿陽市に13日、入った。市内は余震の恐怖で家を出て、眠れぬままに街頭で一夜を明かした人であふれ返っていた。住民たちは激しい地震の瞬間の様子や、今後の暮らしへの不安を口にした。

 重慶から車で7時間。綿陽市に向かう途中でも、道路脇の車の中や、公園にシートをしいて夜をしのぐ人が数多く目についた。簡易テントで家族で寝ていた男性は、「余震が怖い。家が壊れ、天井の一部が頭に当たってけがをした」と発生直後の恐怖感を語った。老いも若きもみなが不安そうな表情を浮かべ、疲労の色が濃い。

 たどり着いた綿陽市では、大半の住民が野宿で夜を明かしたようで、その数は数万人から十数万人に上るとみられる。同市でも最大の被害が出たとされる北川県に通じる道路に出ると、軍の車両や救急車がひっきりなしにサイレンを鳴らし、負傷者を搬送していた。行き交うトラックに肩を寄せ合って乗り込む人々は毛布にくるまっていた。

 山岳地域にある北川県に近づくに連れ、道路沿いの家屋の損傷の度合いが目に見えてひどくなっていき、激しかった地震の様子が手に取るように感じられた。一帯は完全に停電し、復旧のめどは立っていない。

 「災難は決してよいことではないが、中華民族の力の見せ所だ」と、ラジオ放送のアナウンサーが繰り返し団結を呼びかける。しかし現実は厳しく、出会った女性は「家が半壊した。今後の生活をどうしたらいいのか」と力なく話した。

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四川省都江堰市の地震で倒壊した中学校で、負傷者の手当をする人たち(ロイター)
四川省綿陽市で、地震の余震を恐れ路上で一夜を明かした人たち=13日朝(共同)
四川省綿陽市で、地震の余震を恐れ屋外で寝る人たち=13日未明(共同)
12日、四川省成都市で、地震後に設けられた臨時の救護所に病院から避難した患者ら(AP)
12日、地震に見舞われた四川省都江堰市で、病院の外に設けられた避難所で患者の世話をする人たち(AP)
四川省都江堰市の中学校で、地震のため倒壊した建物から運び出される負傷者(ロイター)
四川省都江堰市では病院が倒壊。徹夜で救出作業が行われた(AP)
四川省都江堰市では病院が倒壊。徹夜で救出作業が行われた(AP)
四川省都江堰市で救難活動を指揮する温家宝首相(AP)
成都では被災者が病院に入りきらず、屋外で治療を受けた(AP)
四川省都江堰市で救難活動を指揮する温家宝首相(AP)
四川省綿陽の道路では被災者が不安な一夜を過ごした(ロイター)
四川省綿陽の道路では被災者が不安な一夜を過ごした(ロイター)
四川省綿陽で倒壊したビルから救出された男性(ロイター)四川省綿陽で倒壊したビルから救出された男性(ロイター)
四川省綿陽で地震で家を失い路上で眠る住民(ロイター)
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