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鳴り止まぬサイレン、大半の住民が野宿で夜明かし 被災地ルポ
このニュースのトピックス:中国
【四川省綿陽市=野口東秀】中国南西部・四川省を震源とする12日の地震で、最も深刻な被害が出た綿陽市に13日、入った。市内は余震の恐怖で家を出て、眠れぬままに街頭で一夜を明かした人であふれ返っていた。住民たちは激しい地震の瞬間の様子や、今後の暮らしへの不安を口にした。
重慶から車で7時間。綿陽市に向かう途中でも、道路脇の車の中や、公園にシートをしいて夜をしのぐ人が数多く目についた。簡易テントで家族で寝ていた男性は、「余震が怖い。家が壊れ、天井の一部が頭に当たってけがをした」と発生直後の恐怖感を語った。老いも若きもみなが不安そうな表情を浮かべ、疲労の色が濃い。
たどり着いた綿陽市では、大半の住民が野宿で夜を明かしたようで、その数は数万人から十数万人に上るとみられる。同市でも最大の被害が出たとされる北川県に通じる道路に出ると、軍の車両や救急車がひっきりなしにサイレンを鳴らし、負傷者を搬送していた。行き交うトラックに肩を寄せ合って乗り込む人々は毛布にくるまっていた。
山岳地域にある北川県に近づくに連れ、道路沿いの家屋の損傷の度合いが目に見えてひどくなっていき、激しかった地震の様子が手に取るように感じられた。一帯は完全に停電し、復旧のめどは立っていない。
「災難は決してよいことではないが、中華民族の力の見せ所だ」と、ラジオ放送のアナウンサーが繰り返し団結を呼びかける。しかし現実は厳しく、出会った女性は「家が半壊した。今後の生活をどうしたらいいのか」と力なく話した。















